葬儀について考え始めたものの、葬儀にはどういった費用がかかるのか、全部でいくらくらいになるのかわからない人も多いのではないでしょうか。
葬儀費用の内訳についてわかっていると、葬儀社との打合せもスムーズになります。そこで、葬儀費用の内訳についてのポイントを解説していきます。
葬儀費用の全国平均はいくら?
葬儀費用の総額の全国平均は約196万円
まず、葬儀費用の総額はいくらくらいなのでしょうか。日本消費者協会の「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」では約196万円となっています。ただし、葬儀を行う地域や会葬者の人数、宗教や葬儀の形態によっても変わってきます。どのような葬儀を行いたいのかを考え、実際に葬儀社に確認してみると良いでしょう。
葬儀にかかる費用の内訳は?
葬儀を行うときは、主に「葬儀社に支払う料金(葬儀費用)」「お返し物業者に支払う料金(返礼品代)」「料理屋さんに支払う料金(料理代)」「火葬場に支払う料金(火葬料等)」「宗教者へのお礼(お布施等)」になります。葬儀費用と返礼品代、料理代等はまとめて葬儀社に支払うケースも多いですが、分けて考えるとわかりやすいかもしれません。
葬儀社に支払う費用
葬儀を行うための費用です。わかりやすいものとしては、祭壇や棺、骨壷等があげられます。多くの葬儀社がセット料金にしていて、弊社でいう「シンプルプラン」「公営斎場プラン」「野田家族葬プラン」等がそれにあたります。
料理屋さんに支払う費用
参列者の方に振る舞うお食事です。こちらは参列される方の人数分が必要になります。お通夜の日はお鮨やオードブル等の大皿で準備し、親族・一般問わず参列者全員に振る舞います。葬儀の日はお一人お一人の御膳となり、主に親族の方に振る舞います。近年では火葬を行っている間にお振舞いすることが多くなりました。弊社ではお一人様3,410円からのご用意がございます。
お返し物業者に支払う費用
お香典等を頂いた方へのお礼の品物代です。こちらは人数分ではなく、頂くお香典の数が必要になります。通常は2人で参列されても夫婦ならば1個、1人でも数名分のお香典を預かって来られればその数をお渡しします。弊社では2,160円(軽減税率が適用されるため消費税8%)の品物からご用意がございます。
火葬場に支払う費用
火葬を行うための費用です。併設の式場や祭壇を借りる場合にはその費用も含まれます。市民か市民外かで大きく費用が変わるため、市民料金で利用できる火葬場をお勧めします。
火葬場によっても金額が変わります
ウイングホール柏斎場
火葬料金 | 6,000円 |
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式場使用料 | 大式場 117,100円 小式場 78,400円 |
祭壇使用料 | 15,600円 |
野田市斎場
火葬料 | 0円 |
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式場使用料 | 大式場 42,900円 小式場 26,400円 |
野田市関宿斎場
火葬料 | 0円 |
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式場使用料 | 26,400円 |
祭壇使用料 | 11,000円 |
松戸市斎場
火葬料 | 3,000円 |
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式場使用料 | 大式場 44,000円 小式場 24,200円 |
控室使用料 | 220円/時間~ |
宗教者へのお礼
葬儀のお勤めをして頂いた宗教者様(お寺様等)へお渡しするお礼の金額です。お付き合いのある宗教者様がいらっしゃれば、直接、宗教者様に金額をご確認下さい。
お付き合いのある宗教者様がいらっしゃらない場合は、弊社にてご紹介も可能です。金額は弊社スタッフにご確認下さい。
「15万円前後」から「上限なし」まで葬儀費用は予算次第
葬儀社は15万円前後から行えるお葬式から50万円前後、100万円前後、150万円前後、200万円以上、さまざまなプランやオプションを用意しています。流山市や柏市、野田市の約20名様規模の家族葬で考えた場合、お葬式の総額として多いのは100万円前後の金額帯。50万円前後のお葬式はさまざまな工夫で費用を抑えたお葬式、150万円以上のお葬式は高級志向のお葬式といえます。
※お布施の金額はお寺様によって大きく異なりますので、ここでは弊社にてお寺様をご紹介させて頂いた場合での目安となります
15万円前後の家族葬「シンプルに火葬だけを行うお葬式」
「お葬式に費用をかけられない(かけたくない)」といった金額重視の方に選ばれる価格帯です。15万円前後の予算でお葬式をお考えの場合、行える葬儀形態はシンプルに立会いのもと火葬を行う直葬になります。「お柩に納めるお花を用意したい」「お坊さんに少しだけお経をあげて欲しい」といった希望がある場合には20万円から30万円程度の予算を考えた方が良いでしょう。
50万円前後の家族葬「重視する希望は叶えられるお葬式」
「通夜や葬儀は行わないが故人の為にできることはなるべく行ってあげたい」「シンプルでもお坊さんをよんで1日葬を行いたい」といった希望の方に選ばれる金額帯です。50万円前後といった限られた予算の中では「お花をたくさん飾って、通夜と葬儀でお坊さんをよんで…」といった多くの希望を叶えることは難しいでしょう。
お葬式の形態を直葬で考えている場合には、少しだけお坊さんにお経をあげてもらったり、お柩の中いっぱいになるお花を用意したり、納棺師にメイクしてもらったり、火葬中にお料理を振る舞ったり等々、多くの希望が叶えられます。ただし、葬儀形態をお坊さんを呼んでの1日葬でお考えの場合は変わってきます。1日葬を行う場合は、葬儀を行う式場の使用料が必要であったり、お坊さんのお布施の金額も異なってきます。50万円前後で1日葬をお考えの場合は、極力シンプルにする工夫が必要になってきます。
100万円前後の家族葬「予算配分のメリハリで希望が叶えられるお葬式」
100万円前後でどのようなお葬式が行えるかは、どこに予算をかけるかによって異なってくるので一概にいうこと難しいですが、一般的な家族葬を行うことが可能になってくる金額帯となります。ただし、「式場はここで、お花はたくさん飾って、料理も良いものを準備して…」等、希望が多い場合には予算を超えてしまうことも。例えば、「料理代は抑えつつ、その分の予算をお寺様へのお布施に使う」「お通夜は行わず1日葬にして、その分の予算をお花に使う」といった工夫で希望のお葬式が行えます。
150万円前後の家族葬「実現したいことを叶えやすいお葬式」
100万円前後の予算と比べれば50万円の余裕があるため、さまざまな希望が叶えやすくなります。棺や骨壷をグレードアップさせたり、生花祭壇を大きいものに変更したりすることが可能な予算です。すべての希望は実現できなくても、こだわる所にはしっかりと予算を使える金額帯となります。
200万円以上の家族葬「さまざまな希望が実現可能なお葬式」
家族葬で200万円以上の予算があれば、さまざまな希望が叶えられるでしょう。家族葬でもお葬式にこだわりの強い方が希望を盛り込んでいくと200万円以上になる傾向があります。つまり、200万円以上の家族葬というのは、さまざまな希望が実現可能な金額帯だということです。棺を刺繍が入った高級棺で準備したり、骨壷を九谷焼で準備したり、授けて頂く戒名も最上位のものを付けて頂いたり。200万円以上の予算があれば費用をポイントとせず、家族葬をプランニングできるでしょう。
この記事を担当したスタッフ
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